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サツキとメイ

24.05.20

今週は、21日に親鸞聖人の誕生を祝う「降誕会(ごうたんえ)」、25日土曜日には運動会が予定されています。楽器の演奏もあります。だるま運びやリレーもあります。日頃の練習の成果を発揮してください。 

 

さて、校内を巡回していて、京女の附属小学校はさすがだなあ、と思うことがあります。 

それは教室の黒板の右端に月日を書く時、普通ならば1月、2月と書くのですが、睦月(むつき)とか如月(きさらぎ)という和風月名(わふうげつめい)が用いられていることです。これは日頃から暦月(れきげつ)の読み方に親しんでおきましょう、という先生方の工夫なのでしょう。今月は5月ですので、「皐月」(さつき)と書かれています。 

 

日本では5月末から7月半ばになると曇りや雨の日が多くなり、梅雨の季節となります。その頃は田植えをする時期で、「若々しい苗を植える月」という意味の「早苗月」(さなえづき)が短くなって「さつき」になったという説が有力です。漢字の「皐」という文字にはもともと水辺の土地、岸部という意味があります。 

 

一方、5月のことを英語ではMay(メイ)といいます。Mayの語源は、ローマ神話に登場する豊作を司る女神Maia(マイア)とされています。イギリスでは5月が夏の始まりとされているそうです。 

日本においてもヨーロッパにおいても5月は陽気の変わり目で、豊かな大地の実りを祈る季節のようです。 

 

サツキとメイ、どこかで聞いたことのある名前ですね。 

思い出してみてください。 

 

ではまた                                                     坂口満宏 

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