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皆さん、おはようございます。
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句がありますね。
秋のお彼岸も中日が過ぎましたので、暑さが和らぐことを期待したいものです。
秋のお彼岸の時期に咲く花といえば、その名の通り、「彼岸花」(ヒガンバナ)です。
「曼殊沙華」(まんじゅしゃげ)とも呼ばれています。
校長先生は自宅から駅に向かうとき、近道するため、以前、田んぼのあぜ道だったところを歩いてくるのですが、その道端に彼岸花が数本咲いていました。
彼岸花の球根には毒があるため、田んぼを荒らすネズミやモグラが近づかないようにと農家の人たちはあぜ道に彼岸花を植えて田んぼを守っていたといわれています。かつての田んぼは住宅地となりましたが、あぜ道だったところに植えられた彼岸花の球根だけが残り、今も花を咲かせているわけです。
彼岸花は球根から茎を伸ばし、葉っぱも出さずにいきなり花を咲かせるそうです。
花が咲き終わると葉っぱが現れ、翌年の春に枯れる。
花のある時期には葉がなく、葉のある時期には花がないという特徴から、「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」と呼ばれているそうです。なんとも不思議な植物です。
彼岸花、どのような色をしていると思いますか、花びらやおしべはどのような形をしているのでしょう、この放送を聞いただけでは想像がつかないと思います。
これを機にちょっと調べてみましょう。
これで校長先生のお話を終わります。
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ではまた 坂口満宏