お知らせ

　本日4年生は修了式を迎えました。子どもたちからは感謝の手紙やあいさつを多数いただきました。以下には、教員から子どもたちへの感謝のメッセージを記します。

　5年生へと羽ばたくみなさんへ。

　この一年間、どうでしたか。遠足や林間学校など、楽しい思い出はできましたか。たくさんの学びはありましたか。お友だちと楽しく過ごせましたか。ふじのこ文集を読んでみると、楽しかったことばかりではなくて、ケンカをしたり、トラブルになったりした人もいるようですね。でも、作文を最後まで読むと、「話し合って、今は楽しくしている」と書いていました。みんなも色々なことが、あったのだろうなと思います。

　先生たちも、この一年間様々な学びがありました。みんなと一緒にいて、お話をしたり、聞いたりすることで「すごいな」「勉強になるな」と思うことがありました。5年生へ羽ばたくみんなに向けて3つのことを記します。

①みんなちがってみんないい

　気になることならないことは人それぞれです。頭では分かっていても、「へーそうなんだ」と初めて知ることもあります。

ケンカやトラブルの出来事を聞いていくと、「にらまれている」と相談に来る子が何人もいました。「どんな風ににらまれてるの？」「どうして『にらまれてる』って思うの？」と聞き返して理由を聞いたこともあります。相手にしてみると「ただ見ているだけ」かも知れないからです。

　「～さんにたたかれた。」と言ってきた人もいます。怒っていてもたたいてはいけません。でも、同じようにたたかれた人でも「たたかれたけど、気にはしてないよ」という人もいました。

　ここで、思うことは「感じ方・受け止め方は人それぞれ」ということです。同じことをしていても気になる人もいればならない人もいます。どちらにしても、相手のことを知ることが大切です。知るための方法は「話をする」ことです。みんなと話をして、「そうなんだ」「すごいな。勉強になるな」と思いました。

②怒っていてもやってはいけないこと

　さて、どんなに怒ってもしてはいけないことがあります。どんなにふざけても、遊びであって、体にふれることや、人を傷つける言葉はいけません。相手が自分とはちがうことを分かってあげて、優しくしてあげることが大切です。感じ方は人それぞれですが、体に触れないことと人を傷つける声かけをしていないか気を付けることを大切にしてほしいと思います。

③失敗してもいい。お互いにフォローすること

　そして、どんな人でも失敗することはあります。「～さんに意地悪された（してしまった）」とか「～さん、何であんなことしはるんやろ（してくれへんのやろ）」とかもめ事で感じたことはありませんか。そして、そのことを家に帰って、「あ～、しまったなぁ」とか「ちょ、あんなことしなけりゃよかった。」とごんぎつねのように思ったこともあるのではないでしょうか。

　人はだれしも失敗します。先生もします。今、失敗していない人もこれからするかもしれません。自分でなくても、友だちが失敗するかもしれません。

　そんなときは、どうしたらいいでしょう。または、どうしてほしいですか。

　優しく「いいよ。」とか「大丈夫だよ。」と言ってもらえると安心しますね。お互いに、やさしさを大事にして5年生へむかいましょう。

　みなさんと過ごして、たくさんのことが勉強になりました。本当にありがとうございました。

4年生担任・副担任よりY.T