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附属小学校の花まつり

24.05.09

5月8日(水)の2時間目、体育館で附属小学校の「花まつり」が催されました。 

「花まつり」といえば釈尊の誕生を祝う行事ですので、4月8日に行われることが多いのですが、その時期は始業式や入学式などの行事と重なることから、附小ではひと月遅らせて5月に行っています。 

 

釈尊の父はカピラ城主のスドーダナ王(浄飯王)、母はその妃のマーヤー夫人(摩耶夫人)でした。マーヤー夫人は、出産のための里帰りに向う途中、ルンビニーの花園で休息をとりました。花園でマーヤー夫人が無憂樹(むゆうじゅ)の枝を手にしようとしたとき、夫人の右脇から太子(釈尊)が生まれたと伝えられています。今からおよそ2500年前のことです。 

 

釈尊が誕生した時、天は感動し、「甘露(かんろ)の雨」を降らせたといいます。 

「花まつり」の時、花々に彩られた花御堂の中にいらっしゃる小さなお釈迦さまのお像(誕生仏)に甘茶(あまちゃ)をかけてお祝いするのは、この伝説によるものです。 

甘茶とはヤマアジサイによく似た落葉低木の和名です。葉を乾かし、発酵させるとお砂糖の何倍もの甘さを感じさせるようになるとのことで、お茶としてではなく、砂糖の代わりとなる甘味料や清涼剤として使われているものです。 

 

附小では、「花まつり」の前日に子どもたちに「花まつり」で飾るお花一輪を持って来るよう伝えています。そして7日の放課後、先生方が体育館に集まり、花御堂を組み立て、お花を飾りました。  

 

8日の「花まつり」当日は、ご講師の川上和教先生に「花まつり」の謂れについてお話していただきました。 

 

  甘茶 あげましょ ささげましょ きょうは 子どもの 花まつり   

  ちらちら れんげの 花が散る みんなで お祝いたしましょ (「子ども花まつり」の歌)

 

1年生にとっては附小で初めての「花まつり」でした。一人ひとり壇上に上がり、花御堂の中にいらっしゃる小さなお釈迦さまのお像に甘茶をかけてお祝いしました。(校長) 

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