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12月2日のZOOM朝礼 谷川俊太郎さんが訳した「世界人権宣言」

24.12.02

 

皆さん、おはようございます。

かぜやインフルエンザが流行っています。石鹸を使ってこまめに手を洗い、風邪の予防につとめましょう。

 

さて、早いもので12月になりました。

12月といえば「人権週間」ということで、明日は附属小学校にて人権教育研修会が開催され、他の学校から大勢の先生が授業の見学に来られます。

皆さんは普段通りに授業を受けてください。

 

この「人権週間」という取り組みは、今から76年前の1948年12月10日、国際連合(国連)の第3回総会(パリ)において「世界人権宣言」が採択されたことを記念して制定されたものです。

 

「世界人権宣言」は、前文と30の条文からなっていますが、そのすべてを読んでみたという人は多くないかもしれません。

 

附小の図書室には谷川俊太郎さんが分かりやすい日本語に訳した『あたりまえに いきるために 世界人権宣言』(金の星社、1990年)という絵本があります。

アムネスティ・インターナショナル日本のホームページには、谷川俊太郎さんよって訳された条文が掲載されています(https://www.amnesty.or.jp/lp/udhr/#)。

 

谷川俊太郎さんという名前、聞いたことはありませんか。2年生の国語の教科書に出ている「スイミー」を翻訳した人です。

 

ここでは谷川俊太郎さんが訳した、わかりやすい条文の題目をいくつかを紹介します。

 

■『あたりまえに いきるために 世界人権宣言』(谷川俊太郎訳)

 

第 1条 みんな仲間だ

第 2条 差別はいやだ

第 3条 安心して暮らす

第 4条 奴隷はいやだ

第 5条 拷問はやめろ

第 6条 みんな人権をもっている

第 7条 法律は平等だ

第 8条 泣き寝入りはしない

第 9条 簡単に捕まえないで

第10条 裁判は公平に

第11条 捕まっても罪があるとはかぎらない

第12条 ないしょの話

第13条 どこにでも住める

第14条 逃げるのも権利

第15条 どこの国がいい?

第16条 ふたりで決める

第17条 財産をもつ

第18条 考えるのは自由

第19条 言いたい。知りたい、伝えたい

第20条 集まる自由、集まらない自由

第21条 選ぶのはわたし

第22条 人間らしく生きる

第23条 安心して働けるように

第24条 大事なやすみ

第25条 幸せな生活

第26条 勉強したい?

第27条 楽しい暮らし

第28条 この社会がめざす社会

第29条 権利と身勝手は違う

第30条 権利を奪う「権利」はない

 

どの条文も「あたりまえに いきるために」誰もが生まれながらにもっている権利だということに気づかせてくれます。

 

これで校長先生のお話を終わります。

 

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ではまた                                                                                                                                                                                                 

坂口満宏

 

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