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全校朝礼 稲刈の季節に~あなたは おにぎり派? それとも、 おむすび派?~

25.10.06

皆さん、おはようございます。 

10月6日(月)、今日は「中秋の名月」。まんまるのお月さまが夜空に顔を出す日です。そして明日は、少し大きくて明るい「スーパームーン」が見られるかもしれません。稲刈りや芋ほりの季節の満月なので、「ハーベストムーン」とも呼ばれています。晴れるといいですね。 

 

さて、先週10月1日(水)には、1・2年生と一緒に大原野グラウンド近くの田んぼと畑へ出かけました。農家の方のお話によると、今年のもち米は実りがとても良く、収穫量は昨年を大きく上回る見込みだそうです。 

さつまいもについては、苗を植えるときに少しだけ肥料を入れた後は、自然の力に任せて育てたとのことです。それでも、昨年よりも大きな芋がたくさん収穫できて、嬉しいと話されていました。 

1・2年生が刈り取ったもち米とさつまいもは、現在、玄関ホールで2週間ほど乾かしています。通りかかったときには、ぜひじっくりご覧ください。 

 

先週はさつまいもの話をしましたので、今日はお米の話をします。 

日本のお米は大きく「うるち米(うるちまい)」と「もち米(もちごめ)」の2種類に分けられます。もち米は炊くと粘り気が強く、お餅や赤飯などに向いています。 

うるち米は、日本で最も多く食べられているお米です。炊くとふっくらして粘りがありながらも、もち米ほどではありません。粒がしっかりしていて冷めても味が落ちにくいため、日常のご飯やおにぎり、弁当などにぴったりです。おかずとの相性も抜群です。 

 

お米の話をしていたら、自然と“おにぎり”の話になってきましたので、ここでクイズを出します。皆さん、考えてみてください。 

 

(第1問) 

コンビニのローソンでは「おにぎり」を売っていますが、ファミリーマートでは「おにぎり」という商品は売られていません。さて、これは○でしょうか?それとも×でしょうか? 

「ファミリーマートでは『おにぎり』という商品は売られていないから、○だと思う」という人、手を挙げてください。 

「いやいや、売っていますよ」という人は、手を挙げてください。 

正解は……○です。 

ファミリーマートでは「おにぎり」という名前の商品は売られていません。 

ローソンでは「おにぎり」という表記が主流ですが、ファミリーマートではあえて「おむすび」という言葉に統一することで、独自の世界観をつくり、他社との差別化を図っているそうです。 

 

(第2問) 

皆さんもよく知っているアンパンマン。その仲間には、なんと2300以上のキャラクターがいるそうです。ご飯に関する仲間もいて、たとえば「カツドンマン」や「てんどんまん」が登場します。では——「おにぎりまん」はいるでしょうか?いないでしょうか? 

「アンパンマンの仲間に『おにぎりまん』はいる」と思う人、手を挙げてください。 

「いやいや、『おにぎりまん』はいませんよ」と思う人、手を挙げてください。 

正解は……「おにぎりまんは、いません」です。 

2023年発行の『アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック』に「おにぎりまん」というキャラクターは登場していませんでした。 

アンパンマンの世界に登場するのは、「おむすびまん」と、その弟子の「こむすびまん」でした。 

 

さて、ここでもう一度考えてみましょう。 

なぜ「おにぎりまん」ではなく、「おむすびまん」だったのでしょう? 

同じような食べものなのに、名前がちがうと、キャラクターの性格や世界観まで変わってくるのかもしれません。 

「むすぶ」という言葉には、どんな気持ちが込められているのでしょう? 

あなたが“むすびたい”ものは何ですか? 

 

ということで、皆さんのロイロノートに「校長先生からの探究ミッション9 あなたは おにぎり派? それとも おむすび派?」というアンケートを送っておきました。質問はたったの2つです。 

 

Q1 あなたは、ごはんを手でにぎったものをなんとよんでいますか? ひとつえらんでください。 

   A おにぎり    B おむすび 

 

Q2 Q1で「A おにぎり」をえらんだひとにおたずねします。 

おうちで「おにぎり」をつくるとき、そのかたちはどれですか? ひとつえらんでください。 

   A まるがた     B えんばんがた 

   C たわらがた    D さんかくがた 

 

アンケートのフォームをクリックして回答してください。締切は、10月10日(金)13時です。 

集まった情報をどう読み解くか、どんなふうに分析するか——それも探究のひとつです。 

皆さんの答えが、どんな“むすび”のかたちになるのか、楽しみにしています。 

 

これで校長先生のお話を終わります。 

 

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ではまた。 

坂口満宏

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