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11月10日の全校朝礼 一つの輪から広がる力―チームワークを育てる三つのポイント― (学校長のブログ)

25.11.10

皆さん、おはようございます。11月の全校朝礼です。 

先週の7日金曜日は「立冬」でした。 

暦の上では冬の始まりですね。 

この季節になると、京都府私立小学校連合会のドッジボール大会が近づいてきます。 

5年生を中心に、練習が始まったところです。 

 

今年の大会は11月22日、ノートルダム学院小学校で行われます。 

昨年は、皆さんの力で本校が優勝しました。 

今年もチームの力を合わせて、連覇を目指してほしいと思います。 

 

ドッジボールは、仲間と協力して楽しむスポーツです。 

ただボールを投げたりよけたりするだけでなく、 

「どうすればうまくいくかな?」とみんなで考えながらプレーすることで、 

チームワークがどんどん育っていきます。 

校長先生はドッジボールの試合をしたことはありませんが、 

地域のソフトボールチームで活動しています。 

仲間と練習し、試合に出る楽しさを知っていますので、 

皆さんにもチームワークを育てる三つのポイントについてお話したいと思います。 

 

チームワークを育てる三つのポイント 

 

① 円陣を組むこと 

皆さんは、試合の前に仲間と輪になって円陣を組んだことがありますか? 

一つの輪になると、全員の顔が見えます。 

作戦を話し合いながら気持ちを一つにすると、 

チームの動きがよくなり、心もつながっていきます。 

 

校長先生は、大学の教職員でつくる野球チームにも参加しています。 

年に一度、仏教系の大学6校が集まって対抗試合をします。 

試合のあと、勝っても負けても円陣を組み、 

「フレー、フレー、リュウコク」「フレー、フレー、オオタニ」と、 

相手チームの名前を入れてエールを交換します。 

互いの健闘をたたえ合い、気持ちよく試合を終えることができるのです。 

その意味でも、一つの輪になること、おすすめです。 

 

② 声をかけ合うこと 

試合中、焦ってしまうと「俺に任せろ」と、つい自分中心になってしまうことがあります。 

ドッジボールでは、速いパス回しで相手を追い込みアタックすることが必勝法とされています。 

外野から内野へ、そしてまた外野へとパスを出して相手を揺さぶる作戦です。 

そのために大切なのが、声をかけ合うことです。 

ボールがほしいときは「ここにいるよ」と声を出して、自分の存在を知らせましょう。 

そうすることで仲間との連携がスムーズになり、ぶつかりあうことも防ぐことができます。 

 

③ 励まし合うこと 

ミスをした友だちに「ドンマイ!」「次があるよ!」と声をかけると、元気が出ます。 

自分がうまくできなかったときに「大丈夫!」と言ってもらえると、また頑張ろうと思えます。 

励まし合うことで、チームの絆が強くなっていきます。 

 

皆さんは、朝休みや20分休み、昼休みにグラウンドや中庭で遊んでいますね。 

ドッジボールでも鬼ごっこでも、遊びを始める前に一度、 

10人くらいで輪になってみませんか? 

そして、顔を見ながら「よろしく」「作戦どうする?」と声をかけ合ってみましょう。 

 

そんな一言があるだけで、チームワークがぐっとよくなります。 

ボールの奪い合いやぶつけ合いだったものが、思いやりのある「ゲーム」に変わっていきます。 

楽しく遊ぶ力は、学ぶ力になります。 

それが、皆さんの人間力へとつながっていくのです。 

 

今日は、チームワークを育てる三つのポイントについてお話ししました。 

来週のZOOM朝礼では、今日のお話をふまえて、 

「国語力の三乗って何?」というミッションを提案します。 

対話することの面白さと楽しさについて考えてもらうものです。 

楽しみにしていてください。 

 

これで、校長先生のお話を終わります。 

 

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ではまた 

坂口満宏 

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